バングラデシュ人民共和国バイトゥル・ムカッラム・モスク 50パイサ

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発行年月日 : 1981年6月15日
発行国 : バングラデシュ人民共和国
額面 : 50パイサ

バングラデシュの景観シリーズの１枚。
首都ダッカにあるモスク、バイトゥル・ムカッラム・モスク（Baitul-Mukkarram Mosque）を描いた切手です。

バイトゥル・ムカッラム・モスクについて

バイトゥル・ムカッラム・モスクは、モスク−−イスラム寺院としては珍しく立方体の形状をしています。
一般的に目にするのは、以下のような円形のドームを頂くモスクですね。

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バイトゥル・ムカッラム・モスクが一般的なモスクとは違う形状をしている理由は、サウジアラビアの聖地メッカにあるカアバ神殿を模したためです。

下の写真の黒い立方体の建物が、カアバ神殿です。

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カアバ神殿はイスラム教において非常に重要な聖地で、イスラム教徒は一生に一度この地を巡礼すること（これをハッジといいます）が義務付けられています。
しかし、サウジアラビアへ渡航してメッカを巡礼するというのは、財力的にも体力的にもある程度の水準が要求されるため、断食や礼拝などの義務とは違って「可能であれば」という緩やかなものになっています。
ちなみに、カアバとはアラビア語で「立方体」を意味しており、カアバ神殿は文字通り「立方体」の神殿です。

次の写真は、切手にデザインされたバイトゥル・ムカッラム・モスクです。

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外壁の色は黒と白で異なりますが（そもそもカアバ神殿の黒い部分は布なのですが）、確かにカアバ神殿を想起させるデザインですね。
なお、バイトゥル・ムカッラム・モスクは世界で10番目に大きいモスクで、一度に3万人も収容できます。
しかし、ラマダンの時期などはとても混雑するため、バングラデシュ政府が4万人を収容できるように敷地の拡張を行っているそうです。