赤道ギニア共和国 犬 3CFAフラン
発行年月日 : 1978年(月日は不明)
発行国 : 赤道ギニア共和国
額面 : 3CFAフラン
犬をモチーフにした切手シートの一枚。
赤道ギニアと聞いても、どこにあるかよく分からないという方もいるのではないでしょうか(赤道近辺だろうという予想はできるでしょうが)
大西洋に張り出していたアフリカ大陸がグッと窄まった辺りに、赤道ギニアは位置しています。
赤道ギニアの特徴は?
赤道ギニアの特徴として面白いのは、まず首都の在り処です。
次の拡大した地図を見て頂くと分かりますが、赤道ギニアの首都マラボは大陸ではなく、カメルーンにほど近いビオコ島にあります。
大陸と島から構成される国家で、首都が大陸ではなく島に存在するのは、世界広しと言えども、赤道ギニアとデンマークだけです。
次に面白いのは、赤道ギニアという名前ではあるものの、国土は赤道直下にないということ。
実際、赤道は赤道ギニアの南隣にあるガボンを通っています。
それなのになぜ赤道と付けたかというと、赤道ギニアが独立を果たした1968年には、既にギニア共和国が独立しており(1958年独立)、「ギニア」の名前が使用されていたため、区別するために赤道ギニアという名前にしたのだそうです(「ギニア」の名前はギニア湾に由来)
ギニア湾には油田が多数あります。
ナイジェリアは特に有名な産油国ですが、カメルーンも産油業が盛んです。
そして、赤道ギニアもビオコ島沖合に油田が見つかり、それまでプランテーションによる農作物の収益だけだった貧しい国が急速な経済成長を遂げています。
しかし国内では貧富の差が広がっているため、格差是正が今後の大きな課題となっています。
スポンサーリンク
切手のカラーバンド
切手で使用されている色の成分を分析し、切手に占める割合が多い順に並べました。
モデルになっている犬種はコモドールは本来灰白色ですが、印刷や経年劣化の関係で赤みがかかっており、それが分析結果にも表れています。
他の切手にはあまり見られない枠の黄色が特徴的です。
切手の発行年に起こった出来事など
発行月日が不明のため、割愛します。