ローデシア共和国アフリカ水牛 1ペニー

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発行年月日 : 1966年2月9日
発行国 : ローデシア共和国（現ジンバブエ共和国）
額面 : 1ペニー

アフリカ中部以南に広く生息するアフリカ水牛をモチーフとした切手。
右上には、ローデシア共和国が憲法上の元首と定めたエリザベス２世が描かれています。

ローデシア共和国とは

1965年から1979年に存在した国際的には非公認な国家で、ローデシアの名前は当地を支配したイギリス人のセシル・ローズ（ Cecil John Rhodes ）に由来しています。

セシル・ローズは南アフリカでのダイヤモンド採掘から得た富を元手に、商売や投機を重ね、やがて鉱山の採掘権や南アフリカの主要な産業を手中に収めました。
1889年には、征服地の統治権を持つイギリス南アフリカ会社を設立します。
そして1894年、イギリス南アフリカ会社の力を利用して広大な地域を簒奪し、自身の統治する領域として、ローデシアと名付けたのです。

その後、1964年に北ローデシアはザンビアとして独立しましたが、黒人の参政権などを認めたくない南ローデシアは植民地政府からの独立を一方的に宣言しました。
これがローデシア共和国です。
ローデシア共和国は南アフリカ共和国と同様のアパルトヘイト政策を行ったため、国際的な批判が高まりました。
長きにわたる黒人の抵抗運動などの結果から、参政権を得た黒人による選挙を経て、多数派である黒人主体の国家、ジンバブエ共和国に生まれ変わったのです。