アゼルバイジャン共和国 イヌワシ 300マナト
発行年月日 : 1995年11月30日
発行国 : アゼルバイジャン共和国
額面 : 300マナト
動植物を扱った普通切手シリーズのうちの一枚。
アゼルバイジャンについて
あまり馴染みがない名前のため、どこにあるのか分からないという方もいるかもしれませんが、中学校や高校で地理を学習した方は「バクー油田」の名前を聞いたことがあるかもしれませんね。
アゼルバイジャンはカスピ海の西岸に位置しており、北にロシア、北西にジョージア(旧国名グルジア)、西にアルメニア、南にイランといった国々に囲まれています。
主要産業はカスピ海沿岸のバクー油田で採掘される石油・天然ガスです。
ジョージア、トルコを通過する長距離パイプラインを経由して、西側ヨーロッパへ輸出を行っています。
映画「007 The World Is Not Enough(ワールド・イズ・ノット・イナフ)」に登場するパイプラインのモデルとも言われています。
第二次世界大戦時には、バクー油田がソ連のエネルギー事情を支えました。
潤沢なオイルマネーを背景に、100万人居住可能な人工島カザールアイランド(ディズニーランドの誘致も検討されているとか)、ドバイのブルジュ・ハリファを超える1000メートルのアゼルバイジャン・タワーなど、アゼルバイジャン各地で様々なプロジェクトが進められています。
昨年(2016年)からF1グランプリがアゼルバイジャンで開催されることになり、ますます世界中から注目を浴びるようになってきています。
首都バクーにあるフレイムタワー。
同形のタワーが3つ向かい合って建っている姿はなかなか印象的でした。
夜になると国旗などのイルミネーションが外壁を美しく彩ります。
独特なフォルムをしたヘイダル・アリエフ・センター。
デザイナーはザハ・ハディド氏です。
曲線を大胆に取り入れたデザインはザハ氏の真骨頂ですが、よくもこんな形状の建物を建設できたものだと現地で見た際は驚かされました。
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切手のカラーバンド
切手で使用されている色の成分を分析し、切手に占める割合が多い順に並べました。
灰緑色、薄青色などの中に、メリハリを付けるため3種類の茶色が使用されていることが分かります。
切手の発行年月に起こった出来事
11月16日
盧泰愚前大統領が逮捕される。
11月23日
Windows 95日本語版が発売される。
切手の発行年月に生まれた著名人
11月1日
ニック・ダロイジオ、開発者(Summly = 米ヤフーが3,000万ドルで買収)
11月16日
ノア・グレイ=ケイビー、俳優
11月19日
寺本明日香、体操選手